インディペンデント漫画はどこまでいけるのか
漫画1000冊売らないと自爆しちゃうぞ、チャレンジから随分と経過しました。チャレンジ成功の一翼を担ってくれた『スーパーセカイ人』ですがこれがなかなか面白い結果になっているのでまとめておきます。
まずお詫びしたい
クラウドファンディングのリターンとして予約販売をした『スーパーセカイ人』ですが、何分原稿料が発生しない自費スタイルを極めているので作業の進行が遅く、結果約束の提供日をぶっちぎってしまいました。生活の糧を得るための制作仕事と並行して行われるのでこの点は如何ともし難くインディペンデント自費漫画の大きな課題だと思います。
それでもなお、クオリティには一切妥協することなく、むしろ当初想定していたよりも随分コストをかけたリソグラフ印刷仕様によって他に類をみない装丁とボリュームの作品として、無事世に出すことができました。
個展開催という予期せぬ展開
100%自分の責任と裁量で存分に作品を描く。という行為の楽しさは圧倒的なものがありますが、それでも、作品を認めてくださる周囲の方々の協力があってこそ続けられているとも感じます。具体的には、個展『スーパーセカイ人』の開催にもつながり、漫画と絵画を融合させたスタイルのアクリル画による平面作品を手掛けられました。絵画作品は一点3万円以上もする高額な趣向品ですが、これがまさかのお買い上げしてもらえる事態は、普通の漫画家をしていたら得られなかった体験で、自分にとって欲しいモノリスト断然上位の❝自信❞をつけてくれる結果になりました。
まさかの塾講師
更には、個展『スーパーセカイ人』に来てくれたお客さまきっかけで、奇縁に継ぐ奇縁の連鎖から月に一度漫画塾の講師をする展開に!わき道を走る漫画家だからこそ伝えられるものを探りつつ、自分の創作方法をより一段メタ認知する大変ありがたい機会をいただいてます。人に伝える、って自分へのフィードバック効果がすごく高いんですね。
肝心の売れ行き悲喜こもごも
大事な部分。クラファンのリターン以外には5冊くらいしか売れないかな?という膝下低空飛行の構えで初版を刷っていたらまさかの増刷必須な状態になっております。大変うれしいのですが、個人出版は増刷のとき心は歓喜の叫びをあげながらも財布は印刷費による断末魔をあげてしまうのです。
現在、ようやく『スーパーセカイ人』は5巻目に達し、合計約150pのボリュームに至りました。物語は完結へと向かっており、鋭意ネームを制作中です。一度延長したクラファンのリターン期日は今年の半ば、自分が34歳になるタイミングに設定しております。人生34年目男子、間に合うのか?


